技能実習制度は奴隷制度なのか?

外国人技能実習制度

技能実習制度は奴隷制度?

お客様から、
「なんで外国人技能実習制度は奴隷制度なのか?」
と、ご質問を受けたので、お答え致しました。

また、お答えした内容をYouTube動画にして公開してます。

転職できないから技能実習制度は奴隷制度?

「技能実数」という在留資格は、実習場所(就業先)を特定した在留資格のため、基本的に転職はできないことになっています。

しかし、技能実習生が帰国したいと思えば、いつでも帰国は可能です。
しかも、帰国時の渡航費は日本側が負担することが技能実習制度上定められています。

なので、技能実習生は、もう技能実習はしたくないから帰国するとなればお金をかけずに帰国することができるのです。

また、例外的に転職が認められることがあります。

実習先の事業者が倒産した場合や、実習先事業者の都合で技能実習を行うことが困難になった場合は、技能実習生が継続して技能実習を行いたいという意思表示があれば、監理団体や外国人技能実習機構が協力して他の実習先を紹介し、技能実習生には継続して技能実習を実施してもらうということになります。

ということで、転職できないから奴隷制度ということではないですね。

賃金が安いから技能実習制度は奴隷制度?

旧制度時代(2017年11月に技能実習法が施行された以前)は、
技能実習制度=最低賃金
のような感じでした。

また、その頃は最低賃金を割った賃金で技能実習生を扱き使う悪徳事業者もチラホラいたのも事実です。
その時の印象で奴隷制度って言われているのかな?

技能実習法が施行され新制度となった今は、制度上、技能実習生の賃金は日本人と同等以上でなければならないと定められています。

具体的に言うと、技能実習生を雇入れようとする事業者は、未経験の日本人を雇うときと同等以上の賃金設定で技能実習生を雇わなければならないのです。
(日本人以下の賃金設定にする場合は、合理的な理由を持って説明しなければならない。)

以上のことから安い賃金で扱き使うから奴隷制度ってことでもないですね。

ではいったい、なぜ奴隷制度と言われているのか?

旧制度時代の印象で奴隷制度と言っているのかな?

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